2010年01月20日
【取材】人間関係アプローチ宮崎きらきら 辰身信子さん(前編)
インタビューにお応えいただいたのは、代表理事の辰身信子さん。
インタビューに応じていただく前に、「きらきらカフェ」を見せていただきました。
きらきらカフェは、辰身さんがこのNPOを立ち上げた当時からあり、気楽に立ち寄ることのできる場所、ゆっくりできる場所がまちなかに欲しいという気持ちから、作られたそうです。現在は、カフェのほか、講座も開催されているそうです。

(写真:きらきらカフェの様子)
*
インタビュー
CCC ホームページで活動内容について記載されていたのですが、より詳しく活動の内容と参加者、講座等の雰囲気について教えてください。
辰身 講座事業は、7つの講座があります。順に親業講座、看護/介護学講座、教師学講座、自己実現のための人間関係講座、エニアグラム講座、きらきらイメジェリー、メンタルヘルス講座です。
親業講座は、子どもとの関係を豊かにするために、専業主婦の方や育児休業中の方にいらしていただいています。年3回ほど講座を開き、毎回5〜6名の方にご参加いただいています。
看護/介護学講座は、看護や介護のお仕事に就かれている方を対象に、患者さん、利用者さんとの関係を豊かにするための講座を年1回開いています。これは10名ほどのご参加をいただいています。
教師学講座は、学校の先生を対象にした講座です。年2回、開催させていただきました。学校の先生は日頃、学校内での研修が多いので、なかなかご参加いただけないのですが、3〜4名の方のご参加をいただいています。今、教員のうつが増えているので、何とかストレス軽減へ向けてのお手伝いをしたいと思っているところです。
エニアグラム講座は、エニアグラムという手法を用いて、自分自身の性格の傾向を知り、どのように改善していけばよいのか、ということを古来の数の法則を用いて分析していくものです。若い方にも非常に好評をいただいています。以前、看護学校の学生さんのグループワークでエニアグラムを用いたのですが、日頃なかなかきっかけがつかめずコミュニケーションがとれていなかった人たちも、これでコミュニケーションがとれたり、眼がきらきら輝いたり、とてもうれしい変化を目の当たりにしたことがあります。
このほか、きらきらイメジェリーというのは、助産師さんが主に行っているもので、産前産後のうつを予防しようとするものです。現在、非常に好評をいただいているもので、つい先日も、この講座についてのお問い合わせがありました。年4回開催し、参加者は30名ほどです。
メンタルヘルス講座は、講演事業の方に吸収されている格好ですが、企業と契約をし、事業所内でメンタルヘルスについての講演をおこなったり、個別に依頼を受け、その依頼主に応じた講演、講座を行っています。
相談事業に関しては、こちらの事務所で行った相談については、年70〜80コマ程度あります。
講演事業は、企業契約のほか、保育所や学校、養護学校、PTA、行政、企業等のご依頼を受け、それぞれのニーズに合わせた講演を100回くらい行っています。
CCC それはすごいですね。そういった講演はお一人でされるんですか?
辰身 一人ではなく、当法人のスタッフで分担して行います。当法人の正会員がスタッフで、2名が事務局、2名が会計、6名が講演、講座の担当です。6名のうち、専業が3名、兼業が3名です。それぞれ、保健師やソーシャルワーカー、精神保健福祉師(PSW)等の資格をもっています。
CCC みなさん、専門性をもたれて活動をされているんですね。
辰身 100人いたら、100通りのプログラムが必要だというのが、私たちの考えです。専門性に基づいてプログラム開発を行っていくわけですが、プログラムは自分探しのお手伝いをするものです。自分探しをすると、受講された方の3分の1はよかった、3分の1は普通、3分の1の方は苦しくなります。その苦しくなった方に寄り添える方法も、私たちは知っています。そこまで責任を持ってフォローしてこそ、専門家がこうした活動をする由縁なのではないかと思います。
たとえば、エニアグラムのタイプを導きだすために私たちが用いている質問は、武田先生が開発されたものですが、108の質問があります。これは私たちの煩悩と同じです。その質問に答え、導きだされた数により、自分がどんな人だということがわかったとき、あなたは間違っていないんだよ、あなたの中に輝く原石のようなものがあるんだよ、でももっとこうすれば成長できるよ、ということまでやってこそ、専門家なのだろうと思います。
CCC 人の心は宇宙なんですね。(一同感心)
辰身 そうです。ただ、これが万能だと思っているわけではありません。でも、エニアグラムを体験してもらうことで、自分を発見でき、自分の成長の方向性が見えるわけですから、特に若い人に体験していただけるように、500円程度の実費負担で行うこともあります。

(写真:きらきらカフェにはたくさんの本がある)
【・・・後編に続く】
後編はこちら。
インタビューに応じていただく前に、「きらきらカフェ」を見せていただきました。
きらきらカフェは、辰身さんがこのNPOを立ち上げた当時からあり、気楽に立ち寄ることのできる場所、ゆっくりできる場所がまちなかに欲しいという気持ちから、作られたそうです。現在は、カフェのほか、講座も開催されているそうです。

(写真:きらきらカフェの様子)
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インタビュー
CCC ホームページで活動内容について記載されていたのですが、より詳しく活動の内容と参加者、講座等の雰囲気について教えてください。
辰身 講座事業は、7つの講座があります。順に親業講座、看護/介護学講座、教師学講座、自己実現のための人間関係講座、エニアグラム講座、きらきらイメジェリー、メンタルヘルス講座です。
親業講座は、子どもとの関係を豊かにするために、専業主婦の方や育児休業中の方にいらしていただいています。年3回ほど講座を開き、毎回5〜6名の方にご参加いただいています。
看護/介護学講座は、看護や介護のお仕事に就かれている方を対象に、患者さん、利用者さんとの関係を豊かにするための講座を年1回開いています。これは10名ほどのご参加をいただいています。
教師学講座は、学校の先生を対象にした講座です。年2回、開催させていただきました。学校の先生は日頃、学校内での研修が多いので、なかなかご参加いただけないのですが、3〜4名の方のご参加をいただいています。今、教員のうつが増えているので、何とかストレス軽減へ向けてのお手伝いをしたいと思っているところです。
エニアグラム講座は、エニアグラムという手法を用いて、自分自身の性格の傾向を知り、どのように改善していけばよいのか、ということを古来の数の法則を用いて分析していくものです。若い方にも非常に好評をいただいています。以前、看護学校の学生さんのグループワークでエニアグラムを用いたのですが、日頃なかなかきっかけがつかめずコミュニケーションがとれていなかった人たちも、これでコミュニケーションがとれたり、眼がきらきら輝いたり、とてもうれしい変化を目の当たりにしたことがあります。
このほか、きらきらイメジェリーというのは、助産師さんが主に行っているもので、産前産後のうつを予防しようとするものです。現在、非常に好評をいただいているもので、つい先日も、この講座についてのお問い合わせがありました。年4回開催し、参加者は30名ほどです。
メンタルヘルス講座は、講演事業の方に吸収されている格好ですが、企業と契約をし、事業所内でメンタルヘルスについての講演をおこなったり、個別に依頼を受け、その依頼主に応じた講演、講座を行っています。
相談事業に関しては、こちらの事務所で行った相談については、年70〜80コマ程度あります。
講演事業は、企業契約のほか、保育所や学校、養護学校、PTA、行政、企業等のご依頼を受け、それぞれのニーズに合わせた講演を100回くらい行っています。
CCC それはすごいですね。そういった講演はお一人でされるんですか?
辰身 一人ではなく、当法人のスタッフで分担して行います。当法人の正会員がスタッフで、2名が事務局、2名が会計、6名が講演、講座の担当です。6名のうち、専業が3名、兼業が3名です。それぞれ、保健師やソーシャルワーカー、精神保健福祉師(PSW)等の資格をもっています。
CCC みなさん、専門性をもたれて活動をされているんですね。
辰身 100人いたら、100通りのプログラムが必要だというのが、私たちの考えです。専門性に基づいてプログラム開発を行っていくわけですが、プログラムは自分探しのお手伝いをするものです。自分探しをすると、受講された方の3分の1はよかった、3分の1は普通、3分の1の方は苦しくなります。その苦しくなった方に寄り添える方法も、私たちは知っています。そこまで責任を持ってフォローしてこそ、専門家がこうした活動をする由縁なのではないかと思います。
たとえば、エニアグラムのタイプを導きだすために私たちが用いている質問は、武田先生が開発されたものですが、108の質問があります。これは私たちの煩悩と同じです。その質問に答え、導きだされた数により、自分がどんな人だということがわかったとき、あなたは間違っていないんだよ、あなたの中に輝く原石のようなものがあるんだよ、でももっとこうすれば成長できるよ、ということまでやってこそ、専門家なのだろうと思います。
CCC 人の心は宇宙なんですね。(一同感心)
辰身 そうです。ただ、これが万能だと思っているわけではありません。でも、エニアグラムを体験してもらうことで、自分を発見でき、自分の成長の方向性が見えるわけですから、特に若い人に体験していただけるように、500円程度の実費負担で行うこともあります。

(写真:きらきらカフェにはたくさんの本がある)
【・・・後編に続く】
後編はこちら。
【取材】環境NPO法人H-imagine 松本英揮さん 後編
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (後編)
【取材】NPO法人宮崎文化本舗 石田達也さん (後編)
【取材】合同会社らくがきART 佐藤健郎さん 後編
【取材】環境NPO法人H-imagine代表 松本英揮さん
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (前編)
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【取材】環境NPO法人H-imagine代表 松本英揮さん
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (前編)
Posted by CCC宮崎 at 15:09│Comments(0)
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