2010年02月15日

【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (後編)

インタビューの前編はこちら


(写真:たくさんの絵本が並ぶ)

CCC (一同悩む)例えば、企業と利用者の折半とか、そういった形での展開ができるといいかもしれませんね。企業も社会の一員として、子育てを支援する社会だったらいいのでしょうね。(一同うなづく)
さて、時間も迫ってきましたので、皆さまに2点お伺いしたいのですが、1つは、障害になっていることは何ですか?ということです。もう1つは、こんな制度があったらいいなと思うことは何ですか?ということです。

黒田 障害になっていることというか、課題なのですが、この活動で食べていける人を出さなくてはいけない、ということです。実は、今ここで働いている方のほとんどが、ご家庭に稼ぎ頭がいて、働いているという方です。正社員は5人ですが、市の嘱託社員と同じ給料です。スキルを持っているにもかかわらず、です。ですから、これを「職業」にしたいと思っています。

原田 そうなんですよね。年末に年越し派遣村というのが話題になりましたが、パートや派遣社員というのは、ずいぶん昔から女性の中にはいましたし、女性はそういう立場の人が多かったんです。男の人がパートや派遣になったとたん、国は動き出しました。そうではなくて、何か根本的な発想の転換が必要だと思います。
また、ビジネス化できない部分があれば、それはやっぱりみんながお金を出し合って活動していかなくてはいけないと思います。税金の使い方についても、声を出していくことが必要だろうと思います。
それから、もう1つ、今の活動に関わってくださる方は、だいたい子育てが終わった方が中心となっています。もっと早く関わりたかった、という方が大半です。ですから、若いお母さんたち、子育て真っ最中のお母さんたちが関わりやすい仕組みを作りたいと思います。


(写真:こどもらんどのおもちゃの数々。かつては誰しも子どもだった・・・)

黒田 あったらいいなと思う制度は、商店街の空き店舗を市民活動に活用できるような制度が欲しいということです。今、中心市街地の空き店舗はたくさんあります。一方で、市民活動をされている方で拠点が欲しい方はたくさんいます。ですから、その両方をマッチングする制度を創ってほしいということです。もちろん、拠点づくりにはお金がかかりますから、その辺りの補助金も欲しいところですが。

原田 私は、あったらいいなという制度というのではなくて私の夢なんですけれど、いくつかあります。1つは、共感の根っこ(ルーツオブエンパシー)という事業をしたいです。これもカナダで開発された教育プログラムですが、1つのクラスに幼児〜中学生、赤ちゃんと親が、4ヶ月〜5ヶ月間、週1回顔を合わせます。赤ちゃんの成長を通して、みんなが学んでいくというものです。
それから、もう1つは、ファシリテーター1万人計画、です。人と人とがつながっていくためには、その人間関係を構築していく力が必要だと思います。人間力を向上させていくことで、それぞれの人の能力が高まるような講座をしたいと思っています。
やっぱり、仕事も、子育ても、自分のこともできる社会、子どもを産むことが不利にならない社会にしていければなと思っています。

藤崎 私は見える場所で見える支援をしていきたいと思います。お母さんにとって、いつでも行ける、と思えることが大きな力になると思います。そんな場所を増やしていきたいと思います。




インタビュー 吉池、福原

♪゚゚インタビュー ここまで+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚
インタビュー後、カリーノ8階ガガエイトのこどもらんど・中央東地域子育てセンターさんで、
1歳半くらいのお子さんたちと遊ばせていただきました。
子どもの笑い声をいやだと思う人はいない、そのように語ってくださった原田さんの言葉が
とても印象的で、また、私たちも同じ女性として、とても勉強になりました。
ありがとうございました。

○基本情報
■団体名 NPO法人ドロップインセンター
■所在地 宮崎市旭2丁目1−5総研ビル2階
■ホームページ http://www.drop-in.or.jp/


○あわせて読みたい
・街が元気だネット http://www.machi-gennki.net/npo-report/dropin/index.html
・WAM長寿・子育て・障害者基金事業 「子育支援セミナー」活動報告
http://www.wam.go.jp/wam/gyoumu/kikinjigyou/main_07_05_3.html
・NPOレポート http://blog.livedoor.jp/miyazaki_machi/archives/50491490.html
・Nobody’s Perfect Japan http://homepage3.nifty.com/NP-Japan/
・ルーツ・オブ・エンパシー「家族を聖域にしてはいけない」 http://blog.katei-x.net/blog/2008/08/000610.html


社会起業支援サミット2010 in 宮崎では、当日、こうした取材内容も冊子として
配布させていただきます。ぜひ皆様、ふるってご参加ください。
社会起業支援サミット2010 in 宮崎
2010年2月20日(土)10時〜17時 宮崎産業経営大学にて(参加無料)
※終了後には、交流会(参加費500円)も予定しております。
お申し込みは、こちらから。
メール jya-mane2@hotmail.co.jp
Fax 0985-51-0859でも受け付けしております。


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この記事へのコメント
 宮崎県内のマスメディアには一通り、プレスリリースを流しておきましたので、近く、そちらに連絡が来るかもしれません。

 冊子ですが、このブログ上から販売することもできますし、PDFデータがあるなら、下記サイトから印税80%で売ることも可能です。

http://www.share300.com/

 もっとも、このインタビューは貴重なので、サミットが終わっても、ブログは削除せず、そのままにしておいてください。
Posted by 今一生@CCC事務局 at 2010年02月15日 23:22
今さま

スタッフ三輪です。広報に手が回らず、お力添えをいただきまして、ありがとうございました。
冊子の件、ありがとうございました。紀要にも掲載予定です。
インタビューブログ記事につきましては、このまま残していく予定です。
Posted by CCC宮崎CCC宮崎 at 2010年02月16日 12:12
 会場の大学のHPのトップページに、サミットについて大きく載せてもらうことはできませんか?

(受験生や高校生の動員が増えるはず。それは、受験者数を増やしたい大学側にとってもうれしいはずです)

 それと、右側のカレンダーにスペースに、サミットの日時・場所などの概要を示し、予約者リンクをつけておくだけでも、わかりやすいと思います。

 予約者には、スタッフ全員も先に入力しておきましょう。
 そのデータは社会起業家へ渡すので、多い方が良いのです。
Posted by 今一生@CCC事務局 at 2010年02月17日 00:49
CCC事務局
今さま

お世話になります。スタッフ三輪です。
大学のHPへの掲載については、夜が明けたらかけあってみます。

サイドバーには早速記述を加えました。

予約者ですが、スタッフについても全員入力しております。
あと3日、できることをやりきろうと思います。お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by CCC宮崎CCC宮崎 at 2010年02月17日 01:45
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