2010年02月08日
【取材】有限会社綾わくわくファーム 濱田倫紀さん(後編)
前編はこちらから。
CCC さて、そろそろ時間も迫ってきたので、いくつかお尋ねをしたいのですが、まず収益事業について伺いたいと思います。先ほどのイベントの他に何かなさっていますか?
濱田 まず、コンシェルジュをしています。おとなの長旅というパッケージツアーですが、実は私たちが人気ナンバーワンなんです。
CCC 湯布院や阿蘇などを押さえてですか?
濱田 そうなんです。できるだけ4人単位で申込んでいただき、アグリライフを楽しんでいただきます。今都会の人が求めているのは、「農業」ではなくて「農的暮らし」なんですね。それも、おしゃれな農的暮らしなんです。グリーンツーリズムのうちうまくいっていないところは、やはりその点を考慮しないように思えます。例えば、野菜の植え方一つにしても、うちの近くの方は、とにかく一寸違わず真っ直ぐに野菜を植えます。それはもう芸術的です。そのくらいの神経でやらないとウケないということです。
それから、もう一つクラインガルテンというのをしています。
CCC クラインガルテン。小さな庭、ということですか?
濱田 そうです。1年契約の貸し農園です。15坪で月1万です。これは宮崎としてはとても高いのですが、スタッフが手を入れ、管理をし、また写真で状況をお伝えしたり、実際に農園に来られたときに農業指導をしたりします。そのコストを考えて設定した値段です。でも、これもまだしっかり宣伝していないにもかかわらず、もう既に申込があります。
また、私たちは、MRTラジオの放送スタジオを持っているのですが、完全にわくわくファーム(民間)で設立し、その後の放送料を綾町と民間スポンサーで維持しています。これで公も民間の宣伝を自由にできる訳です。(設立時には100万近くかかり、放送料は月25万円です。)

(写真:綾わくわくファームには、綾在住の職人さんが造られた雑貨や農に関する書籍が措かれている)
CCC なるほど。みんなでシェアすること、そして、無理しないこと。これがキーワードですね。
濱田 そうです。そして、待つこと、です。
CCC (またまた一同感心)。時間も迫ってきましたので、最後に2つお伺いしたいと思います。1つは、今の活動で障害になっていることを教えていただきたいということです。もう1つは、あったらいいなという制度がありましたら、教えてください。
濱田 障害になっていることはありません。
CCC (スタッフからおお〜という声があがる)
濱田 それから、あったらいいなという制度は、固定資産税などの減免制度です。例えば、商店街には、今空き地や空き店舗が多くなっています。その空き地に、野菜などを植えてみたらいいんじゃないかと思うんです。そして、鹿児島のやねだんのようにビジネス化してみる。その際に、土地に対する課税等を免除あるいは減じてほしいということです。
それから、皆さんに伝えたいことがあるんですが、皆さんも何かやってみたらいかがですか?ということです。ぜひソーシャルビジネスに興味を持ったのだから、何かされてみたらいいですよ。
CCC はい、がんばります。

(濱田さんを囲んで)
***以上取材***
当日は、大勢で押し掛けてしまいましたが、濱田さんの生き方そのものに、スタッフ一同感動しながらお話を伺いました。
また、お土産にご自身で書かれた書籍までいただきまして、ありがとうございました。
スタッフ一同、また勉強させていただきたいと思います。
インタビュー:井上、吉池
○基本情報
■団体名 有限会社綾わくわくファーム
■代表取締役 濱田倫紀
■所在地 東諸県郡綾町大字北俣2455-3
■ホームページ http://www.ayadore.jp/
○合わせて読みたい
■スタッフブログ http://ayadore.blog114.fc2.com/
■宮崎Webチャンネルのインタビュー http://www.miyazaki.ch/contents/?catid=137&itemid=1371
■おとなの長旅 http://www.nagatabi.jp/2009/program/aya.html
■隣人まつり http://www.rinjinmatsuri.jp/main/
■やねだん http://www.yanedan.com/index.html
CCC さて、そろそろ時間も迫ってきたので、いくつかお尋ねをしたいのですが、まず収益事業について伺いたいと思います。先ほどのイベントの他に何かなさっていますか?
濱田 まず、コンシェルジュをしています。おとなの長旅というパッケージツアーですが、実は私たちが人気ナンバーワンなんです。
CCC 湯布院や阿蘇などを押さえてですか?
濱田 そうなんです。できるだけ4人単位で申込んでいただき、アグリライフを楽しんでいただきます。今都会の人が求めているのは、「農業」ではなくて「農的暮らし」なんですね。それも、おしゃれな農的暮らしなんです。グリーンツーリズムのうちうまくいっていないところは、やはりその点を考慮しないように思えます。例えば、野菜の植え方一つにしても、うちの近くの方は、とにかく一寸違わず真っ直ぐに野菜を植えます。それはもう芸術的です。そのくらいの神経でやらないとウケないということです。
それから、もう一つクラインガルテンというのをしています。
CCC クラインガルテン。小さな庭、ということですか?
濱田 そうです。1年契約の貸し農園です。15坪で月1万です。これは宮崎としてはとても高いのですが、スタッフが手を入れ、管理をし、また写真で状況をお伝えしたり、実際に農園に来られたときに農業指導をしたりします。そのコストを考えて設定した値段です。でも、これもまだしっかり宣伝していないにもかかわらず、もう既に申込があります。
また、私たちは、MRTラジオの放送スタジオを持っているのですが、完全にわくわくファーム(民間)で設立し、その後の放送料を綾町と民間スポンサーで維持しています。これで公も民間の宣伝を自由にできる訳です。(設立時には100万近くかかり、放送料は月25万円です。)

(写真:綾わくわくファームには、綾在住の職人さんが造られた雑貨や農に関する書籍が措かれている)
CCC なるほど。みんなでシェアすること、そして、無理しないこと。これがキーワードですね。
濱田 そうです。そして、待つこと、です。
CCC (またまた一同感心)。時間も迫ってきましたので、最後に2つお伺いしたいと思います。1つは、今の活動で障害になっていることを教えていただきたいということです。もう1つは、あったらいいなという制度がありましたら、教えてください。
濱田 障害になっていることはありません。
CCC (スタッフからおお〜という声があがる)
濱田 それから、あったらいいなという制度は、固定資産税などの減免制度です。例えば、商店街には、今空き地や空き店舗が多くなっています。その空き地に、野菜などを植えてみたらいいんじゃないかと思うんです。そして、鹿児島のやねだんのようにビジネス化してみる。その際に、土地に対する課税等を免除あるいは減じてほしいということです。
それから、皆さんに伝えたいことがあるんですが、皆さんも何かやってみたらいかがですか?ということです。ぜひソーシャルビジネスに興味を持ったのだから、何かされてみたらいいですよ。
CCC はい、がんばります。

(濱田さんを囲んで)
***以上取材***
当日は、大勢で押し掛けてしまいましたが、濱田さんの生き方そのものに、スタッフ一同感動しながらお話を伺いました。
また、お土産にご自身で書かれた書籍までいただきまして、ありがとうございました。
スタッフ一同、また勉強させていただきたいと思います。
インタビュー:井上、吉池
○基本情報
■団体名 有限会社綾わくわくファーム
■代表取締役 濱田倫紀
■所在地 東諸県郡綾町大字北俣2455-3
■ホームページ http://www.ayadore.jp/
○合わせて読みたい
■スタッフブログ http://ayadore.blog114.fc2.com/
■宮崎Webチャンネルのインタビュー http://www.miyazaki.ch/contents/?catid=137&itemid=1371
■おとなの長旅 http://www.nagatabi.jp/2009/program/aya.html
■隣人まつり http://www.rinjinmatsuri.jp/main/
■やねだん http://www.yanedan.com/index.html
【取材】環境NPO法人H-imagine 松本英揮さん 後編
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (後編)
【取材】NPO法人宮崎文化本舗 石田達也さん (後編)
【取材】合同会社らくがきART 佐藤健郎さん 後編
【取材】環境NPO法人H-imagine代表 松本英揮さん
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (前編)
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (後編)
【取材】NPO法人宮崎文化本舗 石田達也さん (後編)
【取材】合同会社らくがきART 佐藤健郎さん 後編
【取材】環境NPO法人H-imagine代表 松本英揮さん
【取材】NPO法人ドロップインセンターさま (前編)
Posted by CCC宮崎 at 23:00│Comments(0)
│取材